洗面・脱衣所の温湿度 2000年11月10日作成
2000年11月12日更新

高気密・高断熱で、樹脂ペアサッシの我が家では結露はないと思っていましたが洗面・脱衣所の小窓に結露が見られました
洗面・脱衣所の温湿度の変化を計測を始めた11月2日から1週間分のデータで考察してみたいと思います。
この結果から実験した内容はこちら。

2000年11月2日0時から11月9日18時までの洗面脱衣所の温湿度変化
上段緑背景:湿度(%)、下段青背景:温度(℃)
黄色線:洗面脱衣所、白線:屋外
洗面脱衣所の湿度が大きく変化していることがわかります。特にスパイク状に湿度が高くなり、一旦低くなるもののまたすぐ高くなるという事が毎日繰り返されています。このことは時間軸を拡大して下のグラフで考察します。
11月2日から4日午前中までは雨であったため、屋外の気温の変化は少なく湿度が高い状態となっていました。天候の回復により、気温湿度ともそれなりの変化を呈しています。
11月3日の洗面脱衣所の温度が急に上がって、湿度が急に下がっている個所は、雨であったため洗面脱衣所内に置いてある衣類乾燥機を稼動させたためによる変化です。

11月4日18時から11月5日7時までの洗面脱衣所の湿度変化
上のグラフの時間軸を拡大したものの抜粋です。
19時頃より隣接するお風呂への入浴により洗面脱衣所も湿度が高くなっています。
22時から23時にかけて湿度が下がっていますがこれは、家族全員の入浴が終わり風呂場の換気扇を稼動させたため室内の廊下部分から乾いた空気が流入してきて湿度が下がったものと思われます。
23時から1時にかけてせっかく下がった湿度が高くなってゆき、朝まで高い湿度を保っています。
この理由として、浴室の換気扇を30分程度のタイマーで作動させているため、その時間がたつと換気扇が止まってしまいます。
そうすると換気システムの吸気口が洗面脱衣所の前の廊下にあるため風呂場の湿気を帯びた空気が、それまでとは逆に洗面脱衣所の方に入り込んできて湿度が高くなっているのではないでしょうか。
もしそうだとすると洗面脱衣所の湿度を低く抑え、窓への結露を起こさないようにするためには現状では風呂場の換気扇を夜間中稼動させておくと良いかもしれません。
この様に人がアクションを起こさないといけない方法以外に何か良い方法がないかスモリさんとも相談してみて改善を図って見たいと思います。

22時の窓の様子です。
ガラス一面が曇った状態です。
この状態で湿度が下がってくれれば結露しないのではと思います。
朝7時の様子です。
ガラス中央部分に曇りがなく周辺部分に結露が見えます。
写真では窓ガラス全体が水滴で覆われているように見えますがこれはガラスが不透明ガラスのためです。
矢印部分から下に曇りおよび結露があります。
三角印部分は水滴が溜まっているところです。もっと多くなると下まで流れ出してしまいそうです。

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