洗面・脱衣所の湿度対策1 | 2000年11月12日作成 |
洗面・脱衣所の小窓に見られた結露に対する対策として洗面・脱衣所の温湿度変化のページで風呂場の換気扇が効果がありそうだったので以下の実験をしてみました。
1.風呂場の換気扇を1晩中稼動させる。(10日夜〜11日朝)
2.換気システムの稼動を止めてみる。(11日夜〜12日朝)
通常の生活状態の洗面・脱衣所の湿度変化(4日〜5日) 入浴が始まる20時頃から湿度が上がり始め、入浴が終わり浴室の換気扇稼動により23時にかけて湿度が低下するが再び湿度が上昇し、洗面脱衣所の小窓に結露が見られた。 | |
浴室の換気扇を一晩中稼動させた場合の洗面・脱衣所の湿度変化(10日〜11日) 入浴時間帯には浴室ドアの開閉により湿度の上昇が見られたが、入浴の終わった22時以降には湿度の低い状態が続いた。 この時は、洗面脱衣所の小窓に結露は見られなかった。 | |
換気システムを稼動させなかった場合の洗面・脱衣所の湿度変化(11日〜12日) 我が家の場合、換気システムの吸気口が洗面・脱衣所を出た廊下の天井にあるため、そこから空気が引かれるため浴室の湿った空気が洗面・脱衣所に流れやすくなっているのではと思い、浴室換気扇は30分程度のタイマー稼動にさせ、換気システムをオフにして見ました。 結果は、グラフのとおりで、換気システムの影響はないようで、浴室からの湿気は自然と隣室の洗面・脱衣所に流れ込んでくるようです。 この時は、洗面・脱衣所の小窓に結露が見られました。 |
以上の結果より、
浴室換気扇の長時間稼動が効果的であったことがわかります。
また、換気システムからの影響は特に考えなくてもよさそうです。
この状況は、外気温が4度程度、洗面・脱衣所温度が18度程度のものですが、今後、外気温が氷点下になるような状況についてもデータをとってゆきたいと思います。
また、結露対策として、洗面脱衣所の室温を高めて、飽和水蒸気量を多くすることも考えられるとご教示もスモリさんよりいただきました。
その辺についても検討してゆきたいと思います。