水道で泥を除去 2011年 6月12日 作成

震災から3ヶ月目の6月11日、雨模様の中、天気予報では晴れるという予報だったので山元町の自宅に戻りました。この日は前回来たときに水が出るようになったことがわかっていたので、散水ノズルを弘前で購入して向かい、泥落とし作業を行いました。

和室側の掃きだし窓を清掃してみました。
窓に映っているのは庭にあるがれきです。
室内側から見るとこのようになっていて、泥が落ち、きれいに見えるようになりました。
窓はLOW−Eのペアサッシで、そのガラスの隙間に海水が入っていないか心配があったのですが、窓の外側・室内側両方を拭いてみて、汚れがすべて落ちたので、ガラスの隙間には海水が入っていないようなので、安心しました。
ただ、このサッシはこのまま使えるのでしょうか?
ちなみにこれは腰高窓ですが、このように海水に浸ったところまで泥で汚れています。
この汚れが外側と室内側、双方を拭くことにより汚れが落ち、ガラスの隙間には水が入っていなかったこととなりました。
玄関も泥が乾いた状態であり、カビとあいまって異様な臭いを発生しています。
しかし水が出たことにより泥を洗い出すことができました。
下駄箱が悪臭の発生源となっていて、消石灰は振っていたものの、かなりカビが生えていましたが、水道水で洗い出すことができました。
雨も降っていて、水はけも悪いようでしたので、この日の作業はこれくらいにしましたが、帰路についた午後からは天気が回復してきました。

室内も乾燥していて、湿ってカビが繁殖、という感じではありませんでした。
庭の西手のヒバは赤茶色に葉が変色し、枯れたようです。
東手、カーポート側の大きなヒバの木は生延びたようですが、斜めになったヒバは枯れたようです。
ガレキ撤去の際はこれら枯れた木々も撤去してもらわないと大変です。

午後からは町内の依然住んでいた合戦原地区の知り合いの家に行ってきました。
その方の庭から見る東側の海方向です。
以前は木々が生い茂り海を見ることができなかったのですが、こんなにも海が近かったのかと思える光景となっていました。晴れていれば白波が見えるそうです。
ここは海からは直線で2km、海抜は10mということでしたが、その足元まで津波が押し寄せたそうです。
専業農家なのですが今年は田んぼ仕事は一切できないそうで、それがいつまで続くことかと嘆いていました。
我が家のガレキ撤去は一向に進みませんが、この辺ではガレキの撤去を行っているそうです。小高く見える丘のようなものは積み上げられたガレキの山ということです。
我が家のガレキ撤去の日はいつになるのでしょう!



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