車が撤去される 2011年 5月4日 作成

5月2日に被災車両の撤去を行っているという「ザヘドトレーディング」という会社の方から、車に貼ってあった連絡先を見たということで電話連絡があり、被災車両を撤去してくれるとのことでした。てっきり自衛隊等公的機関で撤去してくれると思っていたのですが、民間の、ちょっと危なげな名称の会社ですが、無料ということでしたので撤去をお願いしました。
5月3日には車両撤去の状況、墓地の確認、ガレキの後片付け、そしてスモリさんの修理見積もりのための立会い、各種見舞金等の申請のため、日帰りで自宅に戻りました。

BMW320iが撤去さるる時の動画です。
納車してから1週間も経たないのに津波でこのような悲惨な状態になってしまいした。
このような姿になってもきれいなフォルムであると思います。
被災直後の3月12日にはこのようになっていました。
それがある程度ガレキが片付けられ、フィットは塀からおろされ、BMWは引き出されていました。
フィットが吊り上げられ、BMWの上に乗せられる作業の動画です。
車両が撤去されガレキを集め、駐車スペースも3台程度は確保されました。

搬出される前のBMW320の顔です。
この写真だけ見ると被災して動かない車とは見えないのですが残念です。
吊り上げられ荷台に乗ったところです。
2台目にフィットを吊り上げ始めようと作業している様子です。

2台とも荷台に乗せられました。
3代目のデミオは行方不明のままです。
最期のお別れです。
果たしてこの車たちはどのように処理されてゆくのでしょうか。
また、倉庫に多少汚れていた状態ではありましたが、流されずにあった、まだまだ価値があるであろう、BMW、フィット、デミオのホイールつき夏タイヤもこの業者にさし上げました。
前回疲れてやり残していた倉庫の、残り半分の片付けもこの日終わらせました。
倉庫内部の海水の喫水線をみると斜めになっていて、倉庫が斜めに浮き上がっていたようです。
ここから海水が浸入してきたようです。
この上にはかなり重いものが乗っかっていたのですがそれらを持ち上げ進入する海水の威力に改めて驚かされます。
カーポートは見た目よさそうですが、屋根部分のビス止めしている部分が破損していて、部材の交換等の修理が必要そうです。
そもそもこれらの部材があって修理できるかが問題です。
スモリさん経由で調べていただくこととなりました。
それにしても、この高さまでガレキが押し上げられたんですね。
基礎と土台部分の隙間にこのような泥くずが入り込み、目詰まりしていることがわかりました。
これらを取り除かなければなりません。
排水部分にも泥が入り込んでいるのが見えました。
スモリさんには外回り、内部見ていただき、修理見積もりを出してもらうこととしました。
ところで、当家の墓地の状況はどのようになっていたのでしょう。
こちらがお墓の様子で、墓石がくっついたまま倒れていました。
骨壷の収められたところには土砂が流入していました。
果たしてその土砂の中におじいさんのお骨は埋もれて残っているのでしょうか。
掘り返してはいませんが、おそらく残っているものと思います。
ほとんどの墓石はなぎ倒されていました。
お寺さんの壁も無い状態でした。
お寺さんとの間にある常磐線の踏み切りです。
撤去されたからだと思いますが、レールがありません。
果たして常磐線は同じ経路で復旧するのでしょうか。
もしそうであるなら土盛りしていざというときの堤防になるようにしてもらえないでしょうか。

り災証明発行、見舞金申請に山元町役場に行き手続きをしてきました。
なお、り災証明では我が家は全壊という扱いとなっておりました。
このような旗がたなびいていました。
そばにはボランティアさんでしょうか。
たくさんの支援本当にありがとうございます。
長男が申請したり災証明書を役場にて再発行してもらいました。
内容は写真のようになっていて、被害の状況は全壊扱いとなっておりました。
り災証明書とはどのようなものかと思っていましたが、ほとんど住民票のようなものでした。



ページトップへ

inserted by FC2 system