被災家具を外へ、床下の状態 2011年 4月23日 作成

4月16日、1階の海水に浸った家具類を屋外に出すため、弘前から日帰りで山元町に戻りました。
スモリさんにお願いしていた破損した窓ガラスの応急的対処、床下の海水排除もなされておりました。
役場へ状況確認、保険会社との話し合い等あわただしい後片付けです。

塀に逆立ちしていたフィットは地面に下ろされていました。
また、門に横たわっていた丸太もよけられ敷地に入りやすくなっていました。
窓ガラスが破れていた掃きだし窓はブルーシートで覆われ、パネルでふさがれていました。
ガレキの中で梅の花が満開に咲いておりました。
和室側の床の下地がはずされ、基礎部分に溜まっていたであろう海水が排泄されていました。
まだ少しヘドロが乾燥せず残っていましたが1cmに満たないくらいでした。
基礎部分に海水の達した高さがわかる線が残されていました。
てっきり海水に満たされていたものと思いましたが、そうではなかったようです。
土台部分は若干湿っていました。床上のヘドロからの湿りかと思われます。
南側の屋外側を見たところです。
外の明るさがわかると思いますが、その隙間が基礎パッキンにより作られた、本来であれば通風で乾燥させるための隙間です。
この隙間から津波が押し寄せたときに海水が入ってきたのでしょう。
ステンレス金具であるためさびずにすんだものと思います。

ダイニング部分のビフォア・アフターです。
リビング部分です。
キッチン部分です。
食器棚は気力的に出せませんでした。次回出すようにします。
床の間です。
1階寝室です。
洗面・浴室です。
浴室はかなり破損部分がありました。
隙間からのぞきこむと銀河パネルが見えました。
2階から南西方向を見たところです。
向かいの家の樹木等かなり撤去されたようで、だいぶ見晴らしがよくなっています。

雪の降っていた発災時から時はながれ、桜が満開となっていました。
心が桜の花のように明るくなるのはいつになるでしょう。
長男が役場に申請した、り災証明書の被害の自己申告の種類です。
我が家は大規模半壊という分類になるのでしょうか。
証明書は3週間後くらいに郵送されて来るそうで、ゴールデンウイーク中くらいでしょうか。
はたしてどのような被害として認定されることでしょう。

契約していたJAの保険では地震時の満額が適用されることを担当者から聞き、振込先も指定してきました。
再建にはとてもうれしい話ではあると思いますが、蒙った被害の大きさにうれしさの実感がわきません。


この日撮影した山下駅周辺の動画


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